MXR アナログディレイの使い方とおすすめ設定を解説【ディレイエフェクター】

こんにちは、タクです!

今回は私が所有しているギターのエフェクターについて紹介します。
第3弾は、MXR Carbon Copy Analog Delay  です。是非、最後までお読みください。

第1弾、第2弾を読んでいない方は、
>>>第1弾 BOSS TURBO Distortion DS-2
>>>第2弾 TECH21 SANSAMP GT2  をご覧下さい。

 
タク
ギターを趣味でやっています。
MXR Carbon Copy Analog Delay は、私がオススメしたいDelayエフェクターです。

この記事を読むことで分かること
MXR Carbon Copy Analog Delay の特徴と使い方

ディレイとは

始めにディレイとは何かを解説します。

直訳すると、「遅れ・遅延」ですよね。

ジャン・・・ジャン・・ジャン・ジャン(だんだん小さく)

伝わりますかね?

よく例えられるのが、山びこです。山頂に付いたら、叫びたくなりますよね。「おーい!」と叫ぶと少し時間をおいて自分の声が返ってきます

このイメージ大事です!

なぜなら、この原理を頭に入れておくことでエフェクターのパラメーター(各つまみ)を理解しやすくなります。

ディレイ = 山びこ
絶対に頭に入れておいてください。

各つまみの設定でも説明しますが、下記の3点は山びこをイメージして理解を深めてください。

  1. どのぐらい後に音が返ってくるか(遅延時間)
  2. 返ってくる音の大きさ(音量)
  3. 返ってくる音を何回繰り返すか(フィードバック回数)

アナログとデジタルの違い

Delayには、アナログディレイとデジタルディレイがあります。

回路構成が違うのは当然ですが、主に何が違うのか紹介します。

音質

  • アナログディレイ・・・温かみのある音
  • デジタルディレイ・・・尖った音

と言われるのが一般的ですが、はっきり言って言葉では分からないと思います。

特に残響音に違いがはっきり出ます。

  • アナログディレイ・・・だんだん劣化していき自然な感じでフェードアウト
  • デジタルディレイ・・・劣化しないで鮮明なサウンドを保ったままフェードアウト

イメージが湧くでしょうか?レコードとCDの違いみたいですね!比較した参考になる動画がありましたので、載せておきます。

左:デジタルディレイ(BOSS DD-7) 右:アナログディレイ(BOSS DM-2W)

遅延時間の設定範囲

アナログディレイ・・・最大で900ms前後
デジタルディレイ・・・最大で3,200ms前後

とデジタルの方が長く設定できます。

どちらがいいの?

アナログとデジタル、結果良くどちらを買えばいいの?という質問が多いです。

結論:自分が好きな方を買ってください!

よく「絶対アナログだ」という人もいますが、人に流されずに自分が欲しいものを買うべきです。

違いで紹介したとおり、遅延時間の設定範囲に違いがありますので自分がコピーしたい曲がロングディレイを使っているのであれば、デジタルを選択するというのもいいです。

MXR Carbon Copy Analog Delayの特徴と使い方

Delayのエフェクターは、歪み系の次に購入する人が多いエフェクターです。なぜ購入する人が多いかというと、さまざまな用途に使えるためです。※用途に応じたおすすめ設定については記事内で紹介します

購入したエフェクターはこちらです。

社会人になってから購入しました。

事前にMXRを候補の1つにはしていましたが、お店で数種類の中から試行して最終的に選びました。値段は1.5万ぐらいしたと記憶しています。

主な特徴

  • 遅延時間:20 ms ~ 600 msの範囲で設定可能
  • True Bypass トゥルーバイパス
    ⇒OFFの時は、エフェクター回路から完全に切り離す
  • 内部調整可能
    ⇒ディレイ信号への変調。変調幅と速度内部で調整可能※わざわざドライバーでネジを外して開ける必要有。実用性がないです。。これだけは個人的にマイナスです。詳細は使い方にて

補足:トゥルーバイパス

使い方(つまみの説明)

本エフェクターには、3つのつまみと1つのボタンがあります。MXRは操作性がシンプルで個人的に好きです。

まず、全てのつまみを12時に設定してください。

【MIX】

返ってくる音の大きさ(音量)を設定する

  • 時計回り:原音の音量に対して比率が大きくなる(原音の音量に近づく)
  • 反時計回り:原音の音量に対して比率が小さくなる

【DELAY】

どのぐらい後に音が返ってくるか(遅延時間)を設定する

  • 時計回り:遅延時間を増やす
  • 反時計回り:遅延時間を減らす

【REGEN】

返ってくる音を何回繰り返すか(繰り返し回数)を設定する

メーカーにより表記が異なります。例:Feed Back やRepeat など

  • 時計回り:回数を増やす
  • 反時計回り:回数を減らす

【MOD】

ディレイ信号への変調。変調幅と速度内部で調整可能

※私は変更経験がありません

2mmのマイナスドライバーが必要です。
WIDTH:変調幅
SPEED:速度

おすすめ設定

ディレイを楽しむ

まずは、ディレイを楽しみましょう。

DELAYを長めに設定して、MIXは原音の半分、REGENはお好み。ディレイは作曲のアイデアが得られやすくなる効果もあり。

セッティング例

  • MIX:12時ぐらい
  • DELAY:3時ぐらい
  • REGEN:12時ぐらい
  • MOD:ON

音の広がりを作る

ほのかに残響を残すことで音に広がりが出ます。

セッティング例

  • MIX:7時ぐらい
  • DELAY:12時ぐらい
  • REGEN:7時ぐらい
  • MOD:ON

音に厚みを作る

原音の半分ぐらいの音を少しだけずらして重ねることで、空間の広がりに音圧がプラスされます。

セッティング例

  • MIX:12時ぐらい
  • DELAY:9時ぐらい
  • REGEN:7時ぐらい
  • MOD:ON/OFF(お好みで)

サウンドチェック

英語で何を言っているか分かりませんが、各つまみを動かして音の違いを解説しています。とてもいい動画ですので参考にして下さい。

動画のように各つまみを調整しながら、自分の好きな音を探しましょう。音作りだけでも楽しいですよ。

私の設定 ※REVERBみたいに使っています
MIX:12時ぐらい
DELAY:7時~8時の間(少しだけ)
REGEN:7時~8時の間(少しだけ)
MOD:ON

以上、MXR Carbon Copy Analog Delayの特徴と使い方についてでした。

私の場合ギターを弾くときは、歪みと合わせて必ずONしています離れられないエフェクターです。

ディレイエフェクターを検討中の方は、選択肢の一つにしてはいかかでしょうか。

ではでは。